意外な企業研修の実情

企業内英語研修を請け負う会社は多数存在しますが、このような研修請負会社を通して英語研修を発注しますと、いろいろな問題が発生します。

 

まず第一は、皆様ご存知の通り、高額な研修費です。

研修請負会社を通しますと、当然ながら、講師への報酬のほかに、その会社の人件費・営業経費・利益などが、上乗せされますので、研修は当然高額になります。  

 

ですが、請負会社を通す場合、実は、高額料金以上の問題が発生します。

 

一般には知られておりませんが、請負会社を通す場合、テキストの選出が適当でない場合が、非常に多いのです。

 

中には講師と相談のうえ、十分吟味して決定というところも、あるにはありますが、そういった良心的な請負会社は、少数にすぎません。

 

大多数は、充分な英語力も実際に教えた経験もない社員が、独断と偏見(見た目やタイトル)で、不適切なテキストを選出、あるいは経営戦略的な理由による、上部の判断という場合もあります。

 

よくあるのは、入門・初級の受講生に、中級用のテキストを使用したり、ビジネス目的の受講生に学生向けテキストを使用することです。

 

私がこれまで体験した一番ひどい例は、fromやabout など、簡単な前置詞の意味もわからない入門レベルの受講生に、ビジネスライティングの中でも、一番難解な上級者用テキストを無理矢理、使用するという、常識では考えられない請負会社もありました。

 

また同様に、やはり入門者向けの授業に、プロが更に上を目指して頑張るためのテキストが採用されたこともありました。

  

また、英会話中心の請負会社ですと、どのようなレベルの, またどのような目的で英語を勉強しようとしている受講生にも、すべてTOEIC200点レベルの、ごく簡単な日常会話のテキストを使いたがる会社もめずらしくありません。

 

貴重な時間や費用を支払って受講するのに、いくら英会話の練習といっても、未知の単語や表現もほとんどない、超初級者用テキストでは、モチベーションも低下してしまいます。

 

また難解すぎるテキストでは、十分な伸びが期待できません。

 

こういったことは、やはり、経営者としての考えが反映されているのです。

  

ちょうどのレベルのテキストを使うよりは、難しすぎるテキストを使って、何度も研修を受けていただく・また、最初は一番下のテキストを使って、それ以後、次から次へ継続していただくことを期待する・・・

 

またレベルや内容は合っていても、一回毎の分量が適切でないこともあります。

普通は一年間かけて何とか終わらせる、細かい文字で問題がぎっしり詰まった大判の分厚い文法のテキストを、たった18回のレッスンで終了。したがって、1時間半のレッスンで10ページほども(5ユニット)進み、また宿題も、入門であっても毎回150~200題に設定されるなど、尋常な分量ではなく、内容の消化不良や、心理的に過剰な負担を強いて、逆効果になる場合もあります。

 

その他、必要とされているのは実践的に使える英語力であるのに、理論中心の講義にならざるを得ないテキストが選出される場合もあります。

 

私はこれまで、このようなことを何度も嫌というほど経験し、あきれ、また講師として、なんとか受講生の方々に、もっと効果が出る、最適なレッスンを提供したいと願ってまいりましたので、今回、思い切って自分自身で研修をお受けすることを決心した次第です。

 

 こちらでは、経験豊富な講師が直接、皆様のレベルや目的にぴったり合い、より実力向上が期待できるテキストを厳選して使用、 業務のスムーズな遂行や夢の実現に向けてお手伝いいたします

 

また、熟練した英語講師が直接研修をお引き受け致しますので、研修請負会社を通した場合に比べ、2分の1程度の価格で、より効果的で高品質な英語・英会話研修が可能となります。